2007年06月19日
西表島縦走記 Part7
400メートルごとに設置されている看板
2日目。
友人Gは前回ここで引き返しているので、これからは未知の領域だ。
わかっていることは川沿いに登山道があるということと、歩きっぱなして約8時間ということ。
歩き初めて15分、川を渡ったあたりでさっそく道を見失う。
30分くらい右往左往して、かなりわかりにくい急斜面にロープを発見した。
第一関門突破。
普段運動をしていない自分にとってここからの2時間は地獄だった。
登って降りて、倒木を跨ぎ、川を渡り、落ちたら人生終了しそうなところをロープを頼りに越えてゆく・・・
暑さと疲労で景色を見る余裕もない。
まとわりつくヒルを取りもせずに、ただ歩き続ける。
もちろん、写真など撮っている場合ではなかった。
そうこうしているうちに、先頭を歩いていた旅人Kが突然消えた!?
なにごとか!?
掴んでいたロープを結んでいた木が折れたのだ。
彼はロープを掴んだまま仰向けで谷へと転落していった。
しかし、ロープの反対側が他の木に結ばれていた事と、ロープを放さなかった事が幸いし3メートルくらいでなんとか止まった。
下手をしたらそのまま川まで転げ落ちていただろう。
ロープというものは大抵の場合危険なところに設置されている。
そこでのアクシデントは一番避けたいところだ。
それからというもの、Kは『ロープ不信』になってしまった・・・
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Posted by けんとうし at 11:29│Comments(0)
│cato